硬式テニス部

DATE:2025.05.05硬式テニス部

春関7日目 稲葉?白石ペア序盤から攻めるもベスト4進出ならず

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ボールを打ち返す白石(撮影?大庭瑠晟)
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強烈なショットを放つ稲葉

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サーブを打つ白石
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ガッツポーズをする稲葉

関東学生テニストーナメント大会の7日目が5月4日に有明テニスの森で行われた。ベスト4を目指した稲葉梨莉(英4)?白石真里名(営3)だったが、0-2で敗れベスト4進出とはならなかった。戦評とインタビューは以下の通り。

◆女子ダブルス準々決勝
●稲葉梨莉?白石真里名 0(5-7,1-6)2 ○星野桃花?大坪花(東国大)

◆戦評

ベスト4に進出を目指す稲葉梨莉(英4)?白石真里名(営3)ペアは東国大ペアと対戦。ファーストセットは稲葉のボレーや強烈なショットが決まり、第2ゲームから3ゲーム連続で連取する。その後も稲葉?白石ペアペースで進んでいく。中盤からはラリー戦が続き我慢のゲームとなっていき、第7ゲームから3ゲーム連続で落としてしまいゲームカウント4-5となってしまう。追い込まれた第10ゲームに白石のサービスエースが飛び出し、5-5で喰らいくもその後は2ゲーム連続で攻められ、ファーストセットを落とす。追いつきたいセカンドセットは相手の正確なショットが連続で決まり流れを作ることが出来ず1-6で落としベスト4進出とはならなかった。

◆インタビュー

◆江口淳一監督

ーー稲葉選手と白石選手のプレーはどうだったか
「相手の東国大の2人は何回もやってる相手で、彼女たちが1年生の時は負けなかったが、この子たち結構伸びてて、さらに東国大自体がリーグでも1部にも行って自信がついているように見えた。ちょっとうちがこんなにやられるかなという感じで、ちょっとリーグに向けてまずい負けだったかなと感じる。ここまで勝ち上がって、同校対決もあったりして勝ち上がってきたことは評価できるが、こういうペアに負けてしまうのはちょっと反省材料である」

ーーまだできたのではないかという思いが強いか
「多分、自分たちの本来の力を出しきれなかったとか、相手が強くなってるというか、ちょっと分析をしっかりする必要があると思う」

ーー春関全体を振り返ると
「96本ドローだったのが、本選が128本ドローになったので、本直から出場の選手がいっぱい入たが、男子も女子も予選から上がったのが少なかったのは気になる。女子は1年生が上がったが、男子はダブルス1本、シングルス1本ぐらいしか上がれなかった。本選でも初戦で半分ぐらいが負けてしまい、あまり毎年と変わらないイメージではあるが、目標にしてたインカレに本選っていうのがちょっと見えてるので、そこは評価できると思う。女子も勝ち残りでまだコンソレで可能性が高いので、ちょっとそこを頑張るしかないと思う」

ーー今後に向けて選手たちに期待することは
「難しいのが、この大会終わったら今度リーグになってしまい、その次になってしまったので4年生のモチベーションを出れない選手たちをどう持っていくか考えていかないといけない。チームとしてこれからさらにまとまっていかないといけないと思うので、チームビルドを頑張りたいと思う」

◆稲葉梨莉(英4)?白石真里名(営3)

ーー対戦相手の印象は
稲葉「前よりかも着実に強くなってるっていうイメージだった。今まで見た感じだと、やっぱギリギリの時こそ強いみたいな感じで気が抜けないと思っていた」
白石「星野桃花さんが高校の先輩ってこともあって、高校から知ってる仲だった。プラスで去年のインカレ予選も同じペアに負けていたので、今日は勝つという強い気持ちでは行けてたが、ちょっと流れ的にも良くなかった」

ーープレーを振り返って
稲葉「自分たちも積極的にプレーできたっていう部分もあったが、大事な時に向こうが、ここ一番でギアを1個あげたときに、自分たちがそれに対応できてなかった。それで、逆に自分たちが引いちゃったりとかしてちょっともったいない部分とかもあった」
白石「今日はちょっと簡単なミスとか、もったいないミスが続いてしまった。いいポイントがあってもその次にすぐミスをしてしまったりと、自分たちで流れを持ってこれなかったってのがちょっと良くなかったかなと思う」

ーーファーストセットの序盤はいい形で入れていたのではないか
稲葉「スコアは本当にギリギリの中で、本当は2ゲーム離したかったが、そこは向こうが粘り強く2ゲーム以上離さしてくれなかった。自分たちもリードはしていたが、向こうが粘ってきて、そこで逆転された時に、逆に自分たちが追いつくことができなかったなと感じている」
白石「序盤は相手も緊張するなかで、そこをしっかり自分たちのテニスで攻め切れたのは良かったが、最後までそれを続けれなかったし、相手に逆転されてからもテニスを変えずにそのまま行ってしまったのがちょっと良くなかったかなと思う」

ーーセカンドセットは全体を通しても苦しい時間が多かったと思うが
稲葉「今、真里名が言った通り、劇的に何かを変えようっていうのは、確かに今振り返ってみるとあんまりしなかった。自分たちができることと今出来てることをやろうみたいな感覚で自分はプレーしていた。リードされてる時に、今やってるプレーがダメなんだというのをちゃんと理解して、何を変えた方がいいのかなというのを考えないといけないなっていうのは改めて感じた」
白石「ちょっと状況をしっかり判断できなかったのと、何で責められてるのかの整理がうまくつかなかった。何を自分たちがしていいのか迷ったところが多く、曖昧になったところを相手につけ込まれてしまった」

ーーベスト8という結果はどう受け止めているか
稲葉「私は1年生の時は4年生の先輩と組んでベスト4、2年生の時も当時の4年生と組んだがその時は2回戦負けで、3年生の時は本戦すら上がることができなかった。結構安定してない感じだったが、自分が4年生になって真里名と組んで、新進では準優勝、そして今回もベスト8まで行ったのは良かったと思うし、自分としてはベスト8は通過点としてはいい結果だったのではないかと思う。この結果に満足しないで、ここがゴールじゃないので、インカレでやっぱいい結果を残すために何をすべきかっていうのはもう考えている」
白石「ダブルス自体にはすごく自信を持って挑めた大会でもあった。ベスト8は自分が持ってるシードよりも上の結果が出せたっていうことを考えるとやっぱり練習してきたことが間違ってなかったっていう証明にもなったし、もっと何か練習を変えれば上に行けるということも感じれた。インカレに向けての通過点としてはすごくいい結果だったなと思う」

ーー今後に向けて
稲葉「インカレでは今までの自己最高がベスト8なので、まずベスト8に入ることを目標にしていきたい。ベスト8に入ったら表彰台上がりたいという思いがあるので、ベスト4に入りたいという思いも持っている。リーグはチームの中では1番いい結果をダブルスで残したと思うので、ダブルスで1番手になれるような結果を残したい。私がダブルスで引っ張っていくっていうのをチームの先頭に立って見せていければと思っている」
白石「イカレ本戦は出たことがないので、しっかりインカレ本選の空気を自分で感じながら、梨莉さんが最後のインカレになるので、しっかりいい結果を残して、笑顔で2人で終われるようにしたい」

執筆者:大庭瑠晟

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